Wisdom96-2000-Feb

Wisdom96のメンバーの一人が 『クジラの歯』 と思われる物を持っていると言うことから、 『そのレプリカをつくろう』 という取り組みをしました。 以前入手済みの『動物の足型』も一緒に複製しました。 多くのメンバーが初めての体験でなかなか盛り上がりました。 その取り組みの様子です。
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【石膏】についての基礎知識

★石膏(セッコウ)(gypsum)

★形態変化の化学反応式はこちらの図で→Click

★石膏は海水中に0.2%ほど溶存している。

★海水の蒸発により生じた石膏の鉱床は岩塩鉱床と共に世界各地に分布している。

★「モース硬度計」では2である。

★中性の鉱物で、アラバスターという名称でエジプト・ツタンカーメン王の彫像素材として、また中国漢方薬の一成分として古くから利用されている。

★パリ・モンマルトルの丘を掘れば石膏が出てくるらしい。

★豆腐製造時の凝固剤、ビールの中に添加されるなど食品添加物として使われる。

★防火性・耐火性の建築材料としても利用されている。

★石膏重量の20%ほどは結晶水であり、200℃以下の温度で水分を放出する。

★1,100℃以上になると分解して亜硫酸ガスが発生する。

★石膏製品の多くは白色粉末で、平均位径は15〜45μと微粉砕されている。

★非常に吸湿しやすく変質しやすい。有効期間が比較的短い材料です。

★歯科での歯型採取に口腔内で使用されたり、整形外科でのギプス用に使用されたりする。

★つまり人体等に対する刺激性・毒性等がないのです。

★何となく似ていますが、セメント等は、強アルカリ性なので、このように摂取・接触は絶対できません。また、生石灰は、消防行政で危険物に指定されている物質です。

取り組みの流れ

1.まずは型を取る→今回はテトリッコ・コピックで

2.石膏を規定量で調合し流し込む

3.固まるのを待ち、固まったら綺麗にはずす

ただこれだけです^_^;でもはまります。

取り組みの様子

今回の取り組みの元になった謎の歯。おそらくハクジラの物ではという結論に

足跡の場合は厚紙で枠をつけます。それでokです

今回使った立体コピー材の『テトリッコ』を調合します。マニュアルは非常に詳しいです。英語版もあります。

もう一つの立体コピー材『コピック』を調合。こちらは球になりやすかった。こんな場面に^_^;

できた立体コピー材を枠に流し込みます。時間的には十分余裕があります。

立体コピー剤の中に『歯』をいれます。このとき抜けやすいようによく考えて。

動かないようにしっかりと固定します。というわりには・・・^_^;

期待をして固まるのを待ちます。焦るとろくな事にはなりませんので・・・。

規定の時間が経過したらはがします。これが雑になってしまうと一度で終わり。うまくはがせば数回は使えます。

立体コピー材でできた方です。左がダチョウ・右がライオン。保管は水中で。そうすればそれなりに持ちます。

『歯』もうまくはずします。これはかなり力が必要でした。型が壊れないように注意しましょう。

いよいよ石こうを水で溶きます。これは慣れですね。数をこなせば自然にわかるようになります。ただ『堅すぎ』には注意です。

石こうを型に流しこみます。歯の場合はあとで抜き取るように麻ひもをいれておきました。でもこの写真のように上までいれたのは大失敗。

色さえ付ければほとんど見分けがつかないようなレプリカの『歯』です。今度はきちんとシリコンで型をとることに。大量生産への道です。

今回つくったレプリカの数々。それをれを複数個造りました。他にも等高線がわかる山の模型もつくりました。

今回の教訓

★石こうの堅さには十分注意。堅すぎると絶対失敗します。

★余った石こうは絶対に流さないこと。固まってから不燃ゴミへ。

★立体コピー材の保存は水中で。どんどん水分がとんで縮みます。

★石こうを型からはずすときは焦らない。じっくり固化するのを待ちましょう。失敗の原因になります。

★型を取るときには抜くことを考えて。力がいりますよ。