WISDOM96の第7回目の取り組みとして、「頭骨標本を作ろう」ということで、ミンク・ヒツジの頭骨標本を作ることになりました。
今回のきっかけは、Nifty-serve教育実践フォーラムの理科の部屋の世話係である楠田純一さんに、96年夏の科教協大阪大会でミンクの頭骨標本をいただいたことから始まります。
肉食動物の典型的な形態をすべて含んでいる上に結構簡単に作成することができるのです。しかも、いったん入手ルートさえ確立してしまえばその後も安定して供給をお願いすることができるなど様々な利点が考えられるので、北海道のなかでミンクの養殖場をいろいろとあたってみました。
それでやっと快諾してくださったのが、北海道の網走市にある【北村ミンク】というところでした。11月に毛皮の作業が入るのでその後ならOKということで、供給してくださることになり、今回の取り組みにつながりました。
ミンク・ヒツジともに【北村ミンク】さんからの提供です。
以下に入手先,作成方法や作成の様子,関連する書籍などの紹介をいたします。
なお今年度(1996)は,すでに発注済みですので追加は厳しいと思いますが,
来年度でよろしければ準備できますので,問い合わせ先までどうぞ。
参考文献:理科おもしろ実験・ものづくり完全マニュアル(左巻健男著/東京書籍 ISBN4-487-73761-3)
このような状態で,【北村ミンク】から送られてきます。
もちろん毛皮を採取したあとなので毛皮はありません。
結構はじめのうちはインパクトが強いですが,何度かやっているうちになれてしまいます。
毛皮のついている方がもちろん大変ですから。
ただし,臭いは結構あります。
できれば外でやった方がよいでしょう。臭いがきついので。
基本的には非常に簡単な道具で作れます。
ただ、鍋は是非専用にしたいですね。
一度にたくさんできるように大きめのものがあるといいでしょう。
このほかにはかき混ぜるための棒/脳を掻き出すための棒などが必要です。
できるだけはじめに肉をとっておいた方が作業は速いです。
特に大型の動物の場合はそう思います(写真はヒツジの頭骨です)
ただ、これはヒツジだからさわれたという話もありますが。
これが最も時間のかかる作業です。
このとき水酸化ナトリウムを加えると作業時間が速まりますが
特に時間に追われていないなら必要ないでしょう。
野生動物の場合や大型動物の場合は,かなりの長時間になります。
煮上がったら,できるだけ綺麗に肉をとります。
長く煮れば煮るほどとりやすくなるのは当たり前ですね。
このとき,力ずくでやると小さい骨が・・・
よく観察すればいろいろなことがわかってきます。
頭蓋骨の中の脳を粉砕して取り除きます。
残酷ですが,すでにこの作業自体が残酷ですから棒などで脳を砕き
流水で思いっきり流しましょう。そうすればでてきます。
ただし相当粘り強くやることが必要です。
くれぐれも,下水道に流さないようにしましょう。環境破壊です。
細かな骨の補修や抜けた歯の補修さえすればあとは乾燥して出来上がりです
過酸化水素水などにつけて漂白もできますが,これは好みの問題でしょう。
漂白すると本当に真っ白になってしまいます。
展示したときには,「何でつくったの?」と質問されました。
骨には見えないくらい白いのです。
あとは授業でいろいろな活用方法を考えればいいですね。
完成です。
はじめは恐る恐るみていますが,慣れてくればいろいろなことを発見できるようです。
今までに作成、購入した頭骨標本集です。それぞれに特徴があっておもしろいです。
「いろいろな種類が欲しくなる」というコレクターの気分が良くわかります。
ミンク/ヒツジ/キツネは自作のものです。現在は冷凍庫の中に作業を待つだけの
状態になっている,ブタがあります。
【ミンク】
8k
jpg 今回作成したものです。なかなか良い教材になりそうですね。
【ヒツジ】
10k
jpg サフォーク種のものでした。結構つくりごたえがありました。
【キツネ】
7k
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これも【北村ミンク】さんから送っていただきました。養殖したキツネのものです。
【エゾシカ】
15k
jpg これで5000円です。めちゃくちゃ重たいです。
【ヒグマ】
9k
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北海道でもなかなか手に入らなくなってきています。今年はずいぶん出没しましたが。
【サメ】
11k
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最近は水族館に行くと売っていますね。何という種類なのでしょうか?
ここでは何か関連するサイトが見つかったりしたら報告したいと思います。
Editor:HIROYUKI Aono@Nopporo Junior High School