WISDOM96 第4回 植物色素の性質




 私たちWISDOM96第4回の講習会として、【植物色素の性質】について活動を行いました。
 水溶液の性質を調べるために、ふつう授業では指示薬(リトマス紙、BTB溶液など)を用い、その色の変化によって 酸性・中性・アルカリ性を判断します。それと合わせてよく教科書に載っているのが「ムラサキキャベツ」を用いた方法 です。
 今回の活動では、ムラサキキャベツだけではなく、花壇にある数種類の花を用いて、どのように変化するかを観察しました。
 以下に、花の種類とそのときの色の変化を紹介したいと思います。
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【植物色素に関する情報源】

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【準備】

  1.  花、エタノール、ビーカー、ガラス棒、


【方法】

  1. 花びらを数枚ちぎり、エタノールの入ったビーカーに入れる。
  2. ガラス棒で、エタノールに花の色素が出てくるまでつぶす。
  3. 花びらの残骸を取り出す。


【花の入手】

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 ムラサキキャベツはスーパーで購入し、花は花壇からいくつか枯れそうなものを取りに行きます。 今回は冬に再度実験を行ったので、花屋さんで購入してきました。



【花びらを摘む】

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 花びらを摘んで、ビーカーの中に入れます。



【色素を取り出す】

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 花びらの入ったビーカーにエタノールを入れ、ガラス棒でつぶし、花びらの色素を取り出します。



【透明なエタノール溶液にする】

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 必要なのは透明なメタノール溶液なので、花びらの残骸は取り出します。



【できたエタノール溶液を、酸性・中性・アルカリ性水溶液に加える】

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 酸性・中性・アルカリ性の性質を示す水溶液に、つくったエタノール溶液を加え、色の変化を観察します。
 今回は、ph1、5、7、10、14の水溶液を使いました。




【参考文献】

 薄層クロマトグラフィーによる海草の色素分析     長谷 昭
 生化学事典                         東京化学同人
 生物学事典                         岩波書店




【花の種類のよる色の違い】

 実際に作成したムラサキキャベツと数種類の花の色素を取り出した溶液が、 どのような色に変化するのか確認してみました。
 参考にしていただければ幸いと思います。


【ムラサキキャベツ】

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 教科書によく載っている写真です。今回は5段階に分けて取り組んでみました。
 左から順番に、ph1、5、7、10、14です。以下の写真も、同じように並べてあります。



【紫色系の花】

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 色の変化の様子は、ムラサキキャベツと似ていました。いかに安く花を仕入れるかということに神経が集中してしまい、 花の名前を忘れてしまいました。



【赤色系の花】

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 色の変化の様子は、上の紫系の花と同じ傾向を示しました。



【ワイン】

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 アルカリ性の水溶液ではやや黄色く変化しましたが、その他については、あまり目立った変化は見られませんでした。



【黄色系の花(スイトピー)】

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 スイトピーでは、あまり目立った変化は見られませんでした。



【実験の結果と課題】

 今回の実験では、赤色系統の花は、酸性の水溶液では黄色系に、アルカリ性の水溶液では赤色系に変化することが分 かりました。
 ただし、植物の色素はかなり不安定な物質であり、興味関心を持たせるためには非常に有効な手段ではありますが、なかなか難しい実験ではないかと思います。
 また、今回は花の種類も少なく、色の種類も赤系統と黄色系統しか実験しなかったので、 今後は、もっと色々な花の色で実験を行い、それぞれの系統の特徴を見いだすことが課題となります。
 なお、「理科おもしろ実験・ものつくり完全マニュアル」左巻健男著<東京書籍>にも、マロウブルーというハーブティーでの実践が載せられています。ご覧ください。




 

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