【運動とエネルギー】の単元の興味を引く教材として、
連振り子を自分たちで作ってみようということになりました。
ベアリング用の鉄球を安価で譲っていただくことに成功したからです。
教材用として売っている穴あきの鉄球のがあると、
ずいぶん簡単にできるのではないかと予想できますが、
値段が非常に高価なため、瞬間接着剤と普通の鉄球で
やってみると、意外とうまくいくことがわかりました。
ではその取り組みの様子です。
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【関連情報】 【作成の様子】 【完成品】 【後日談】
<<関連情報>>
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<<作成の様子>>
@材料の入手
たぶんこの装置を作る上でもっとも困難なのが安価な鉄球の入手でしょう。
それができれば、あとは根気の問題ということですので。
Aアクリル板を設計図通りに裁断
アクリル板の裁断は専用のカッターで行います。
今回は結構厚みのあるものを用いましたので、それなりに大変です。
アクリル板自体は透明度も高く、きちんと仕上げれば非常に美しくできるのですが、
一度カッターで間違えて線を引いてしまうと、収拾がつきません。
しかも、結構な厚みのものは、それなりに高価ですので・・・。慎重に・・・。
Bアクリル板に穴開け
鉄の棒を通すために、適当な大きさの穴が必要になってきます。
穴開けはもちろんドリルで行います。絶対左のようにやらない方が賢明です。
右のように他の人に手伝ってもらいましょう。
左の人は、最終的にかけてしまって、せっかくきれいに裁断しても『失敗作』。
また、アクリル板をつきぬ時に、急に大きな力が掛かってしまい、板が回転します。
一つ間違えるとけがをしますので、一気にやらないように、ゆっくりとですね。
C接着・組立
専用の接着剤があります。Wisdom96では、二塩化メチレンを使っています。
こちらを買った方がやすいです。
これもよけいなところにつかないように注意です。汚くなっちゃいます。
直角にしなければいけない部分は、このときにしっかりと。
D鉄球をつける
鉄球をつけるために、今回は瞬間接着剤とテグスを使いました。
瞬間接着剤にはアロンアルファ・ゼリー状とスーパー液です。
まずはすべての鉄球に適当な長さのテグスをつけてしまいます。
長さの調整は、鉄の棒につけるときにやりますので、今はまだ。
すべての鉄球につけ終わったら、次に、鉄の棒に取り付けていきます。
このときは、横から見ての高さと、上から見ての列の状態を確認しながらです。
しっかりとつけなければ、振り子の運動が持続しません。
ここが勝負ですね。
Eまずは完成品
とりあえず完成です。これでも十分に実用には耐えます。
でもこれじゃ納得しないのがWisdom96のメンバーです。
これは一応のプロトタイプということで、各種の細工をします。
基本形の問題点は、極力精密に作ったものの、微妙にずれがあるために
安定した左右の運動ではなく、それが前後に揺らいでしまうという欠点
があることなのです。
市販のものは、上の鉄柱が2本であるということから、次のように変更しました。
F改良品@
この改良は、鉄球を支える部分の鉄柱を2本にして安定度を追求したものです。
市販のものは、このようになっているようです。
しかし、鉄球とテグスの接着部分との関係で、安定はするものの、持続力が
ないという間抜けな結果になってしまいました。
しかも、狭い位置にドリルで2この穴というリスクの大きな作業になるため
おすすめ度は低いです。
G改良品A
今回のもっとも大きな問題は、「横揺れ」です。
これを回避するために、一番効果的だったのは、後ろに背板を入れることでした。
アクリル板なら透明ですし、装置全体の補強にもまりますね。
こうやってついに完成となりました。なかなかうまくできています。
H完成品
こうやって安定して動くものができあがりました(^^)v。
I後日談
次の日、職員室においておきました。生徒たちの反応は上々です。
北海道では有名な家庭教師斡旋業のTVCMで、この連振り子が流れているのです。
それぞれの鉄球にアルファベットがかかれています。しかしその単語はなんと
【MOTHER】です。一個の鉄球を運動させると、カチカチいいながら【OTHER】に
なりますね。そこで『MOTHER、Mをとったら他人です』というフレーズが流れます。
いまいち言いたいことがわかりませんが、生徒はそれでこの連振り子を知っている
のですね、たぶん。それが身近にきたもんで、大喜びって訳です。
学校に来ているALT(アメリカ出身者)は、前述のCMについては「どういう意味か
わからない」と同じ見解ですが、この連振り子を見て、生徒が大喜びするのが
もっとわからないと言うことです。
『こういうのって、日本の家庭にはないの?』ということです。
あんまりないですよね。アメリカの家庭にはあるらしい・・・(^^ゞ。

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