WISDOM96 13th 〜ニワトリの解剖

【ニワトリの入手先】
入手DataBase生物編
解剖の概略
解剖の様子
【ニワトリを入手する】
これが材料です23k
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これが、今回使った材料のニワトリです。
普通なら、羽根をむしるとか、血を抜くとか(それ以前に殺す作業)があります。
今回はそのような処理を全て終わらせた物を、入手しました。
相当精神的な負担が減ったように思います。
【解剖をはじめる〜皮をはぐ】
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ここまでやってある材料ですから、非常に気楽に解剖に入れます
まずはじめに皮の部分をはがす作業をしました。
ちなみに、今回は血液型別に取り組みましたので、この作業をやったのは、自称<緻密>といわれるA型チームでした。
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今回は、「生徒実験でやるのなら抵抗を減らすのにまな板がいいか?」ということで、写真のような様子でした。
結局、<血液型別>とはいっていましたが、すぐに入り乱れての取り組みです。3羽準備したのですが。
【見えてきた内蔵】
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比較的簡単に、腹腔の部分におさまっている内蔵は見ることができます
とにかく、入手したニワトリは、採卵用ですから卵巣の異常な発達が見られます。
採卵用に特殊化された物であるというのが良くわかります。
また、狭いところに閉じこめて育てるせいなのか、やたらと脂肪細胞が多いのが気になります。
【解説図】
わかる範囲で解説を載せておきます。
解説付き54k
jpg解説無し54k
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腹腔内の様子@
解説付き37k
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腹腔内の様子A
解説付き37k
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首の内部〜気管の強度にはやはり驚きです
【砂嚢の様子】
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鳥類の特徴である、砂嚢(焼き肉屋名:砂肝orズリ)です。
これにはみんな興味を持っていました。
なかには「はじめて見た」という人も・・・(^^ゞ。
サイズ的には結構な大きさでした。
飼っていたニワトリでも内部に砂は入っているのでしょうか?
砂嚢の内容物をとりあえずビーカーの中に。
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どんどん洗浄していくと・・・やはり砂が。
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【全体像】
うまく取り除くと、全体像としてこのようになります。
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jpg解説付き32k
jpg解説なし
【本日のおさらい】
【解剖のポイント】
この情報は、千葉県の石島秋彦さんに教えていただきました。
ありがとうございます。図の訂正もしていただいております。
鳥の小腸を空腸と回腸に分けるならば、回腸はやや太くぷよぷよしていて、 内腔のヒダの形状を調べると判断できます。 十二指腸から空腸、回腸の順で移行します。 腸間膜に脂肪を沿わせて放射状に伸びる門脈をたどると肝臓です。 因みに門脈は、肝門脈以外に脾、下垂体にもあります。 ときどき"門脈は肝臓のみ"のような表現の資料集があり気になります。
膵臓は十二指腸のループの間にあります。 不定形の臓器ですが、動物によっては(例えばヒトは)しっかりした形です。 また、"砂肝"は俗語で、解剖学名は筋胃。その上にあるのが腺胃で消化液を 分泌します。 飼い方によっては砂が入らないものもあります。 スーパーでは砂肝が8個入って150円でした。 トリは大量に飼わないと儲けにならないですね。
開腹前に、まず皮膚を切開後手で剥離し(皮膚と筋肉、胚葉由来の違う組織 は癒着が甘いことを知る)、ズボンのように"ひざ"まで脱がし、ここで脱臼さ せます。 ジョリッという脱臼音がたまりません(ちょっと変態?)。 画像では脱臼してないようですね。 次に浅胸筋(胸肉)、深胸筋(ささみ)を清潔なうちに取ります。 腹膜が残っていますので、腹膜を通して腹腔の脂肪の塊を見学、皮下脂肪でな いことを注意。腹腔の空洞には何が入っているか?気圧は?なんてことを質問 します。 肋骨をちょっと切って、バリバリッとこじ開けるのは、一種のパフォーマンス。 ここでよくケガします。注意。 大腸(結腸)はありません。 盲腸は発酵によるビタミン合成など、動物によって多種多様の用途に使われて いる重要器官です。 人間の場合は、虫垂は免疫性器官になっています。おしりの扁桃腺です。 肛門までの管は直腸。肛門と輸卵管開口部が共に開口する部分が総排泄口で、 外観ではこれが肛門に見えます。
輸卵管は拡張できるように縞模様があり、ブヨブヨしいて灰色〜ピンク色の外 観が特徴です。 排卵後、卵白、卵殻膜、卵殻が順序よく付く過程が見られます(多重色つき卵 黄を作ると面白いです)。卵殻の付加は化学的です。 因みにカロテノイドなどの摂取で卵黄が黄色くなりますので、新鮮さや栄養 とは無縁です。 また、卵黄の高さ(HU、ハウユニット)で鮮度を測ることもしますが、 これも品種の問題もありあてになりません。卵黄の血管の有無もそうです。
Editor:HIROYUKI Aono@Nopporo Junior High School