オブニンスク原子力発電所

1954年にソ連のモスクワから南西に約90km離れたオブニンスクに建設。

 オブニンスク原子炉の炉心の概要は次の通り。

   電気出力   :5,000kW

   原子炉熱出力 :30,000kW

   炉 心 高さ :180cm

       直径 :150cm

   燃料集合体  :128本

   制御棒と安全棒:22本

   燃 料    :各燃料集合体は4本の中空燃料棒で構成

           燃料被覆管はステンレス鋼を使用し、中空燃料は熱伝導度の良いマグネシウム・マトリックス中に分散したウランモリブデン合金を使用

    ウランの濃縮度:5〜7%   

   減 速 材  :黒鉛(グラファイト)を使用、断面は六角形

   冷 却 系  :一次系 100気圧で加圧した強制冷却を採用

           二次系

           蒸気発生器

   タービン   :蒸気圧力 12気圧(タービン入口)

           温 度  260℃

このことをソ連の新聞「プラウダ(真実)」は、1954年7月1日(木曜日)付けの新聞で、大々的に次のように報じている。「4日前に世界最初の原子力発電所が運転を開始し、隣接の産業、農業に電力の供給を開始した。これは産業用タービンが石炭や他の燃料でなく原子エネルギーにより電力を発生した最初のものである」。