火星およびその大気や、火星の衛星の観測・調査を目的とする探査機。打上げのチャンスは約26ヵ月おきの火星の接近時に訪れる。1962年11月ソ連が発射した自動惑星間ステーションマルス1号が最初で、次の機会の1964年11月にソ連はゾンド2号を打ち上げたが、両者ともに電波連絡が切れたりして失敗。米国が1964年11月に発射したマリナー4号は1965年7月14日に火星に接近、クレーターなどの写真約20枚の撮影と電送に成功。1969年2月にマリナー6号、3月に7号を、さらに1971年5月8日に8号(失敗)、同月30日に9号を打ち上げた。以降は、ソ連のマルス2〜3号(1971年)、マルス4〜7号(1973年)、米国のマリナー9号(1971年)【火星の衛星となって約3ヵ月周回し,7329枚の写真を地球に送信】、マリナー10号(1973年)、バイキング1〜2号(1975年)【バイキング1〜2号は火星の人工衛星となってから着陸船を切り離し,火星表面への軟着陸に成功,火星上に生物が存在する兆候を調査】が打ち上げられた。その後の火星探査機には,火星の衛星フォボスの探査を目的にソ連が1988年に打ち上げたフォボス(1号、2号)、米国のマーズ・オブザーバー(1992年、失敗)、マーズ・グローバル・サーベイヤー(1996年)、マーズ・パスファインダー【1997年火星着陸に成功し,21年ぶりに直接観測データを地球に送信】がある。