
チャレンジャー号は2番目に打ち上げられたスペースシャトルのオービタで、1870年に大西洋と太平洋を航海したアメリカ海軍の研究帆船にちなんで名づけられました。最後の月着陸船であるアポロ17号の着陸船もチャレンジャー号の名前がつけられています。
スペースシャトル・チャレンジャー号は1983年4月4日に打ち上げら、83年8月30日にはスペースシャトル初の夜間打上げに成功、そして夜間着陸にも成功しています。また、84年2月3日にはMMU(有人操作ユニット)による命綱なしの宇宙遊泳に成功するなど、9回のミッションを成功させました。しかし、さまざまな人種、性別、宗教、出身、職業の搭乗員が集まった1986年1月28日のチャレンジャー号のフライトでとんでもない事故が起こったのです。高校教師であるクリスタ・マコーリフさんが一般人として搭乗して、周回軌道上から生徒たちと交信する予定などもあったため、世界中の人々がテレビで注目していました。打上げから73秒後に固体ロケットブースターの異常のため爆発し、搭乗員7名の命が一瞬にして失われたのです。この事故をきっかけとして、NASAのシャトル計画はあらゆる面で見直されることになります。